【小林裕矢がこの仕事をする理由③】就職、そして転職

パーソナルトレーニング&グループレッスンジムONE STEPの小林です。

前回の記事はATになるまででした。

前回の記事

今回は、就職から現在の職場までをつづっていきます。

1.初めての就職:スポーツマッサージ・ナズー(現株式会社ナズー)

株式会社ナズーについては、こちら

就職と同時に、鍼灸・あん摩マッサージ師の資格取得のため、日本理療専門学校花田学園へ入学しました。

最初の3年間はフル勤務ではなく、昼は学校、夜は治療院の仕事という生活でした。

国家資格試験のとき、この生活スタイルは、大変でしたが、

学校も卒業し、国家試験も合格し、晴れて完全社会人になることができました。

(ここまでは少し学生気分が残っていました)

ナズーに在籍時は

・サッカーや野球、バスケットボールなどのチームでトレーナー活動

・バイクレーサーの遠征帯同

・治療院での治療業務

・専門学校での講師、担任業務(2年間)

と、治療技術も含め多くのことを経験させて頂きました。

色々と経験させて頂きましたが、

決してこの職場で成功した・認められた訳ではありませんでした。

◆自分は、「青い鳥症候群」でした。

その当時、自分は、

「ここで働いていれば、チーム帯同のトレーナーになれる」

「プロのチームで仕事ができる」

「資格を取れば、仕事ができる」

と甘い考えで、それも時間が解決してくれる、周りがどうにかしてくれると思っていました。

運動療法やトレーニングをやりたい想いもありましたが、

このまま、ここに居ては駄目だと思ったのが、一番だと思います。

そして、初めての転職。

2.転職①:J-workout株式会社

J-workout株式会社(JW)については、こちら

JWは脊髄損傷者専門のトレーニングジムです。

脊髄損傷者が再び歩くことを目指し、それを実現させるためにトレーニングでサポートする。

「夢の扉」という番組で、特集されていたのを観たことがあったので、この施設の存在は以前から知っていました。

最初に見学させて頂いた時の感想は、

「生き生きとした雰囲気で、クライアントが明るい人が多い」

「トレーナーとクライアントの強い信頼関係が強い」

その瞬間、「ここで働きたい」と思い、就職を希望し、採用されました。

そして、脊髄損傷については無知でしたので、

その基礎的な学びかからスタートし、

J-workout認定のトレーナーになるための日々が始まりました。

今までの仕事とはガラリと変わり、日々自分の身体を酷使したといってもいいと思います。

・クライアントを支える

・クライアントをトレーニング機器に移動させる

・クライアントを抱える

など、自分にとって日々の業務が、筋トレでした

そのおかげか、1年後には体重が7㎏増加、体脂肪は2%減で、Tシャツがピチピチになりました(笑)

自分が在籍時とは変わっているかもしれませんが、公認トレーナーまでの道のりについては、こちら

早くなりたい想いがあり、前職場での失敗を繰り返さないように

自分から積極的に指導を仰ぐようにしました。

そのおかげで、ほぼ1年後に認定トレーナーとなり、クライアントにトレーニング指導ができるようになりました。

ここからが本当のスタート。

今までの健常者への指導とは異なり、動きがでない部分へのアプローチで、すぐに結果がでるわけではなかったので、クライアントと信頼関係を築き、積み上げていくことが必要でした。

その中で、自分のトレーニングというものを作り上げていきました。

日々のトレーニングで、自分が意識していたことは、同じことを繰り返して、クライアントに大小関係なく変化を感じてもらう事でした。

トレーニングでの満足感もそうですが、変化を感じることが継続するモチベーションになると思っていました。

「車いすでの姿勢が良くなった」とか「長く立てるようになった」とか「四つん這いができるようになった」など

まだ歩くことが出来ていないと思う人もいるかもしれませんが、

クライアントにとってはそれだけで大きな変化。

その変化が、クライアントの表情・行動を変えるのをみてきました。

この「できなかったことができるようになる」って凄い力を人に与えます。

そして、運動を継続し身体が変わっていくことで、人の表情・行動に変化を与えられると

自分はこの時感じました。

これが、自分がトレーナーとして運動指導を続けていることの原点かもしれない。

JWで、クライアントと接している中でたくさんの事を学び、

自分をトレーナーとしても大きく成長させてくれました。

またここでクライアントから学んだことは、今でも自分の中で生きています。

3年間JWで働かせて頂きました。

その中で、もっと多くの方にリハビリや運動指導を行いたい、運動を通して人に力を与えたい。

その想いが強くなり、JWを退職して、整形外科へ転職。

JWで感じた「運動」というものが与える力と運動指導を続けていく理由の原点に加えて、

現在の職場での体験が、個人活動への起爆剤になります。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

次回はいよいよこのテーマの最終回です。

お楽しみに。

それでは、今日も良い1日でありますように。

 

小林裕矢

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